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パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています

灯火を感じる夜

2006/06/05


いいですねぇ。電気が無くてもこういう楽しみが村にはあるんです。

ゆらゆらと揺れる炎は、暗闇の中でぼんやりと浮かび上がり、幻想の世界を創り出す。これ、アルコールランプのように見えますが実は、灯油ランプなんです。こっちでは灯油のことを「ケロシン」って呼んでいます。だからケロシンランプと名付けちゃってます。

あれ?何だ?

この写真、良ーく見ると奥の方で、おじさんが何かごそごそやっています。
気になったので早速近づいてみました・・・

近づいていくと、香ばしい匂いが漂ってきます。実は、おじさんはコーヒーの豆をひいていたのでした。煎り立ての豆をゴリゴリ一生懸命挽いているから、本当に香ばしい。

夜の、ぼんや りした灯り、そこにコーヒーの香りが見事に調和し、何ともいえない不思議な空間を創り出しているのです。

自分はと言うと、これでもか!と言わんばかりのダラダラ 具合でくつろぎながら、この空間を味わうんですね。至福の時間です。

おじさん曰く「この量のコーヒー豆で2週間くらいは毎日飲めるぞ」だとさ。その村コーヒーの味については、またの機会に説明するとしよう。


ところで、コーヒーの味よりも別に気になることが一つある。

なぜ、夜なのに帽子をかぶり続けているのか?


である。
おじさんに何度も質問を投げかけても、よく分からない返事が返ってくるだけ。近くにいた奥さんにも聞いてみた、『あの人は、面倒くさがり屋なんだよ。』 と言っている・・・。

もしかしたら、粋な村の男は、寝る直前まで帽子をかぶり続けるものなのだろうか。
さらに調査が必要なのかもしれない


☆おまけ☆
  • 実はこの写真、午後10時ぐらいに感じるだろうが、実は午後7時くらいに撮ったもの。電気の無い夜は本当に真っ暗なのである。だから、懐中電灯は手放すことができない。ところが月が昇る時は、室内よりも外の方が明るいのである。
  • 午後7時!早過ぎるじゃないか!?と感じるかもしれないが、不思議なことにちゃんと眠くなってくるのが田舎のすごい所。ベッドに横になりゴロゴロ。気づいたら朝。と、毎日爆睡しています

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