日本の市場には存在しているのを未だ確認したことのない食品を紹介します。この上の写真の実を見たことありますか?南米、中米など熱帯地方に行かれた方以外で知っている人は少ないことでしょう。パナマでは、これを慣用的に【Pixbae(ピックスバエ)】とか【Pifa(ピファ)】と呼んでいます。
>>>写真:フリー百科事典Wikipediaより転載。
このようにヤシの木になる実です。【モモヤシ】という和名が付けられています。
それでは、このピックスバエについて少しお勉強したいと思います。
それでは、このピックスバエについて少しお勉強したいと思います。
学名 | Bactgris Gasipaes |
英名 | Peach Palm |
慣用名 | Pixbae(パナマ)、Chontaduro(コスタリカ、ニカラグア)、Pupunha(ブラジル) |
分類 | ヤシ科 モモヤシ属 |
原産 | 中南米の熱帯地域(カリブ海諸国を含む) |
特徴 | 樹高が20m以上にまで生長し、最大葉長は3mほどにまで大きくなる。果実はニワトリの卵よりひと回り小さく、果実の色は品種によって様々だが橙、赤、黄色系がある。種子がある品種と無い品種がある。パナマで主に食用とされているものは橙色の果実で種子有りの品種である。 |
利用法 | パナマでは主な利用法として、皮付きのまま塩茹でをし、その後皮をむいて食す。最近では、一流シェフなどによって他の調理法が考案されているが、パナマ国民に浸透はしていない。 |
*慣用名は国によって異なるのでここでは一部記載にとどめた。
>>>詳細はこちら
栄養価について (100gあたり)
○エネルギー 196cal
○タンパク質 2.6g
○鉄 分 1.0mg
○カルシウム 14mg
○ビタミンA 223μg
○ビタミンB1 0.06mg
○ビタミンC 35mg
高タンパク、低脂肪、豊富なアミノ酸類を含むなど非常に栄養価の高い食品としてパナマでも近年この食品を再評価しています。ベータカロチンやリン酸なども含んでいる為、これを食べているだけでバランスの良い食生活が送れると【某現地新聞】で報道されていました。
どんな味なの??
食感は栗よりもモガモガする感じで、実は塩ゆでをする為かあまり甘くありません。カボチャのそれにも似ていますが、もっと繊維質です。これは一度食べてみないことのはどんな味か分からないと思います。
栄養価が高いので毎日食べれば良いのかってよくパナマ人に聴かれますが、
何事もほどほどにが一番。だから時々美味しく味わうことが大切だと思います
個人的な意見ですけど。
>>>参考:フリー百科事典Wikipedia 英語版
1 件のコメント:
ブラジルで食べたことがあります。帰国時に冷凍しておみやげに持って帰ってきて最後の一個は50%ウォッカで瓶詰めにしています。ほろ苦い独特の味わいでした。
コメントを投稿