この村に、公共事業が入った。何やら、今まで川をそのまま通らないと向こう岸へ行けなかった所へ橋を渡すプロジェクトらしい。
村の男たちは、久しぶりの現金収入に何とかしてしがみつこうと必死だ。
$6/日
日本円で600円といったところ。時給じゃなくて日当である。
この過酷な労働を6ドルで押し付けている現実。
確かに、少しでも安く早くこのプロジェクトを終わらせたい事業主の気持ちも分かるが・・・
しかし気の毒な話だ。
この公共事業のおかげで今お世話になっている農民グループの畑作業の仕事はぴたりと停まってしまっている。早期再開を望む所だが、目の前の現金相手ではかなわない。
貧困格差、格差社会の現実をこの時初めて目の当たりにした。
About
パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています
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